11/06/17

 昨年末より、<税務調査はこうやって乗り切る!>というシリーズでこのブログに記事を書いてきましたが、大震災でしばらく中断してしまいました。そこで前回の記事に続き、「現地調査(心構え編)」からシリーズを復活させようと思います。

 いよいよ税務調査当日です。百戦錬磨の社長さんならいざ知らず、調査官と直接やりとりをする経理担当者はとても緊張するものです。何年も前の会計処理のことを聞かれても、すぐには思い出せないこともあるでしょう。また経営者の場合、事実は覚えていても細かい会計処理については知らない事の方が多いかもしれません。

 ここで大切なのは、調査官の質問に対しイエスorノーをはっきりと答える、ということです。知らないことは「知らない」、わからないことは「わからない」と、はっきり返答しましょう。また税務調査では様々な資料の提示を要求されますが、これらの資料について「今用意できるもの」「後日用意することが可能なもの」「用意できないもの」 に区別して、その旨きちんと伝えましょう。

 調査が進む中で、調査官は会社側の処理に対して様々な質問や指摘を行います。その指摘に対し、納得できない場合は会社側の考え方や意見をしっかりと主張しましょう。一方で、会社側の会計処理・税務処理の明らかなミスが発見されることがあります。その場合、ミスと判断したらその場で認める勇気も大切です。

 調査の現場で大切なのは、調査のポイント一つ一つの「是々非々」をはっきりさせることです。調査官も人の子です。会社の対応の仕方から調査官が得る「心象」は、調査の結果を左右する重要なファクターとなります。調査官が御社の調査に費やす時間は限られているのです。調査官の問いに対し「黒」「白」「グレー」と明確に仕分けしながら対応することが、調査の早期終了につながります。

 調査の心構えについては以上のとおりですが、御社に顧問税理士がいる場合は全て顧問税理士がフォローします。事前に顧問税理士と打ち合わせを行い、不安な点は解消しておきましょう。

 次回は現地調査の具体的な流れをご説明します。

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