事業承継・譲る側の心構え

 

 


 事業承継に際して、「譲る側」として心掛けなければならないことはどんなことでしょうか?それは、以下の2点にあると思います。

 


1 会社の「実情」を明らかにする

  当たり前のことですが、後で後継者に「こんなことは知らなかった」などと言われないよう、すべての情報をオープンにすることです。
  特にネガティブな情報については、しっかりと伝えると同時に、場合によっては先代の手で「負の遺産」を整理することも必要となります。
  問題のある取引先、不良債権や不良在庫、コミニュケーションがうまく取れていない株主・・・・・等々。先代社長が長い間悩んでいながら解決できなかった諸問題は、実は「事業承継」という御旗のもとに一気に処理をしてしまうチャンスでもあります。今後の会社経営にマイナスとなるような案件は、「社長交代」を理由に出来る限りカタをつけてしまいましょう。

 

2 経営には口を出さない


  会社を譲った後、先代経営者には、後継者の経営が大変危なっかしく見えることでしょう。

  当たり前のことです。譲った側は経営者歴数十年の大ベテラン、譲り受けた側はデビューしたばかりの名も無きルーキーなのです。
  その「頼りない経営」を黙って見ていることが出来るかどうかが、後継者と会社のその後の成長のカギとなります。
  そして先代は、新社長がアドバイスを求めてきたときは、丁寧に自分の意見を後継者に伝えてください。その際、意見を伝えると同時に、最終判断はあくまでも新社長に任せてください。

  

 

 事業を承継した立場の私が、「譲る側の心構え」を説くのは大変おこがましいことではありますが、上の2点が守られているからこそ、私は安心して(?)毎日「失敗」という貴重な経験を積み重ねていられるのです。 

 

 

→次は、事業承継・後継者の心構え

 

 

 

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