(ケース4)先代経営者の緻密な計画と強い意志が、円滑な事業承継を可能にする

 

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 今井工業株式会社
 土木工事業
 創業年 1980年
 承継年 2012年
 承継時の前社長の年齢 74歳
        後継者の年齢 41歳

 

 

 

 

 

 当事務所と今井さんとのお付き合いが始まったのは、前所長の山口の時代の1980年。
 以後35年余りの長いお付き合いになります。

 

業種は土木工事業で、以前は季節労働者を多く雇っていました。
 業種柄荒っぽいイメージがあるのですが、創業者である先代社長(会長)は現場別に工事台帳を作成し、緻密な損益管理を行って経営の舵取りをし、数々の不況の荒波を乗り切ってきました。

 

 

 会長さんは先を見通す目を持っていたのでしょう。事業承継にも早い段階で取り組みました。会社には3人の息子さんがそれぞれ入社しましたが、最終的には長男が会社の後継者として決まりました。

 

 

 そんな折、会長ががんにかかっていることが発覚しました。

 

 

 しかし、早い段階で計画的に事業承継を進めていたため、この時すでに現場実務については完全に長男に委譲していました。そのため会長の病状が悪化しても、会社の運営自体に影響はありませんでした。

 

 

 会長が最後に決断したことは、自身の退職のタイミングと、退職金の額でした。

 

 

 そして退職後、ほどなくして会長は亡くなりました。

 

 

 亡くなった後、会長の相続税の申告を上甲会計でお手伝いすることになりました。
 遺言こそなかったものの、会長は生前に、自分の意思を奥さまや息子さんたちにきちんと伝えていたようです。

 


 主な財産は不動産と自社株でしたが、相続人である奥様と子供たちは会長の意思通りにそれぞれの財産を引き継ぎました。
 ポイントは、自社株式を全て後継者である長男が相続したこと。これにより、会社の安定経営が可能となりました。

 

 

 会長が亡くなって、早や2年になります。
 この間、急に会社の経営を任された社長(長男)のプレッシャーは大変なものだったろうと想像します。
 社長に聞くと、引き継いだ直後は戸惑いの連続だったそうですが、奥様の強力なサポートもあり、今ではしっかりと経営の舵取りをしています。
 その堅実さは、会長の教えの賜物でしょう。

 

 

 余談ですが、会長が亡くなる直前、突然当事務所にお越しになりました。今思えば、それはお別れのご挨拶だったのでしょう。
 ちょうど当事務所顧問の山口が著書を出版したタイミングだったのですが、そのお祝いだといって、真っ赤なバラの花束をお持ちいただきました。気配りが上手で、とってもおしゃれな会長さんらしい姿を、最後に見ることができました。

 

 

 

 →(ケース5)地域医療への貢献という目的が合致し、医院再開の道が開ける

 

 

 

 

 

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